【ニューヨーク共同】米短文投稿サイト大手X(旧ツイッター)のリンダ・ヤッカリーノ最高経営責任者(CEO)が9日、辞意を表明した。イーロン・マスク氏の後任として2023年6月に就任した広告畑出身の女性経営者で、広告収入の回復や利用者保護などに取り組んできたが、2年で退任に至った。退任理由や後任は明らかにされていない。
ヤッカリーノ氏は9日、自身のXに「2年を経て、私はXのCEOを退任する決断をした」と投稿。「子供を含む利用者の安全を最優先し、広告主の信頼回復に取り組んだ」と振り返った。
マスク氏は2022年にXを買収。ヤッカリーノ氏は、米NBCユニバーサルで広告部門を統括していた経歴を持ち、企業広告の回復やブランド価値の維持を担った。