10日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反落した。前日終値からの下げ幅は一時200円を超えた。平均株価は節目の4万円に迫っていたため、高値警戒感から利益を確定する売り注文が優勢だった。外国為替相場の円高ドル安進行も重荷となった。
午前終値は前日終値比210円67銭安の3万9610円61銭。東証株価指数(TOPIX)は18・87ポイント安の2809・29。
円高が業績を下押しするとの見方から、自動車など輸出関連銘柄を中心に値を下げた。米国の高関税措置を巡る日米交渉の先行き不透明感も意識された。
米市場でのハイテク株上昇を支えに半導体関連銘柄の一角は買われた。