岐阜県の古田肇知事、愛知県の大村秀章知事、三重県の一見勝之知事は23日、テレビ会議を開き、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている観光業界を支援するため、それぞれ県民向け県内旅行割引キャンペーンを4月上旬にも再開し、感染状況を見極めながら対象を隣接県に拡大する方針を確認した。

 古田知事は、感染拡大に伴い、いったん中止している旅行割引キャンペーンについて、感染状況がこのまま減少傾向で推移した場合、「4月早々に実施した上で、様子を見ながら隣接県に拡大したい」との考えを示し、「東海3県で共同歩調で進めることができれば」と提案。大村知事、一見知事も「段階を踏んで緩和しながらスタートしていきたい」と同調した。

 岐阜県によると、県内の旅行に関しては、従来通り1人5千円を上限に代金の半額を補助する想定。旅行先で使用できるポイントを付与する「ぎふ旅コイン」も実施する。利用者にはワクチンの接種証明や検査の陰性証明の提示を求める方針。

 古田知事は、報道陣に対し「マスク着用やマスク会食、体調が悪ければ旅行を控えるといった基本的な感染防止対策を徹底し、注意喚起しながらスタートしたい」と述べた。

 また、古田知事は会議で、4月24日に岐阜市で開催予定の「ぎふ清流ハーフマラソン」について、事前に出場者全員へのPCR検査実施を検討していると明かした。大村知事は、3月13日に開催された名古屋ウィメンズマラソンなどでもPCR検査を行い、出場した総勢約1万6千人のうち約100人が無症状で陽性だったとし、「しっかり陰性を確認することが大事」と述べた。

 東海3県の知事は、引き続き3県で一体となって感染再拡大防止に取り組むことを確認。歓送迎会や謝恩会、卒業パーティー、花見の宴会などによる大人数・長時間の飲食を避けることなどを呼び掛ける共同メッセージを発表した。