広島県府中町の水分峡森林公園で4月、東京都練馬区の男性会社員が殺害された事件で、広島地検は11日、強盗殺人の疑いで広島県の会社員の少年(16)を、強盗致死容疑で同県の会社員の男(18)を、恐喝容疑で松山市の無職の女(18)をそれぞれ広島家裁に送致した。

 広島県警は強盗殺人の疑いで3人を逮捕、送検したが、地検はうち2人の罪名を変更した。

 4月12日夜、園内で里見誠さん=当時(52)=が頭から血を流して倒れている状態で見つかった。県警によると、里見さんは事件当日に新幹線で東京から広島に移動。現金約5万円やスマートフォンなどが奪われていた。