広島市は11日、原爆の日の8月6日に平和記念公園で開催する「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)の概要を発表した。現時点で124カ国・地域と欧州連合(EU)の代表が出席の意向を示しており、過去最多となる見込み。パレスチナ自治区で戦闘を続けるイスラエルや自治政府の双方も参加の意向。
市は今年、従来の招待から方法を変更し、日本が国家承認していないパレスチナと台湾を含む全ての国と地域に、開催を伝える「通知」を送っていた。台湾は出席予定。一方、昨年までウクライナ侵攻で招待しなかったロシアとベラルーシは締め切りが過ぎても参加申し込みがないという。