東大は11日、2027年9月に開設する新学部「カレッジ・オブ・デザイン」の入試概要を発表した。定員100人を二つの方式に分けて50人ずつ選抜し、それぞれ提出書類や面接、試験結果を総合的に評価して合否を判定する。26年秋に出願し、27年2〜3月の合格発表を予定している。27年春入学の学部入試から文科1〜3類と理科1〜3類の募集人員は計100人減らす。
新学部は日本と海外それぞれからの出願を想定し、選抜方式を二つに分ける。一つは大学入学共通テストを受験する方式で、高校の調査書やエッセー、東大が指定する英語検定試験の成績を出す。英語で面接を実施する。
もう一つは国際バカロレア(IB)や米国の大学進学適性試験(SAT)といった東大が指定する統一試験を提出する。こちらも高校の成績証明書やエッセー、英語の面接がある。いずれの方式も東大の一般選抜や学校推薦型選抜との併願はできない。