中国海警局の船=2024年4月

 第11管区海上保安本部(那覇)は11日、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に侵入していた中国海警局の船2隻のうち1隻が同日未明に領海外側の接続水域に出たが、午前10時10分ごろ、再び侵入したと発表した。領海内の船は2隻となった。尖閣周辺で中国当局の船の領海侵入を確認したのは3日連続で、今年20日目。

 11管によると、いずれも機関砲を搭載。独自の主張をしながら日本漁船に近づこうとしており、領海から出るよう巡視船が要求した。接続水域では、機関砲を搭載した別の中国船2隻も確認された。

 尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは235日連続。