警視庁

 20代女性に大麻などを使用させて拒絶が困難な状況で性的暴行をし、けがを負わせたとして、警視庁は11日までに、不同意性交致傷の疑いで、不動産投資会社「レーサム」(東京都千代田区)の元会長田中剛容疑者(60)=覚醒剤取締法違反罪などで公判中=を追送検した。検察に判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。捜査関係者への取材で分かった。

 昨年8月、女性側が田中容疑者を告訴し、警視庁が受理していた。同庁は5月、田中容疑者や女性ら計3人を覚醒剤取締法違反容疑などで逮捕した。

 追送検容疑は昨年6月24日、千代田区にあるホテルで、女性に大麻などを使用させて性的暴行をし、殴ってけがをさせるなどした疑い。