日本三大盆踊りの一つ「郡上踊」が12日、岐阜県郡上市で開幕した。街に笛や三味線の音色が響き、色とりどりの浴衣を着た参加者でにぎわった。今年から担い手不足解消のため、愛好家らが踊りだけでなく、運営にも携わる取り組みが始まった。
約400年の歴史を誇り、民俗芸能「風流踊」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録。9月6日までで、踊り明かす「徹夜踊り」は8月13〜16日に開催する。
12日訪れた静岡県の福祉系職員三原知子さん(36)は郡上市出身で「毎年踊りに帰ってくる。盛り上がる『春駒』が楽しみ」と弾んだ声で話した。