バルト館スタッフのアルトゥル・ガラタさん

 「日本推し」として知られるラトビア人のアルトゥル・ガラタさん(31)が、大阪・関西万博のバルト館スタッフとして活躍している。日本文化や日本語の面白さ、疑問を伝える交流サイト(SNS)の投稿が人気を呼び、フォロワーは計50万人以上を誇る。今回、初めて長期滞在することになり「大好きな日本で働けてとってもうれしい」と声を弾ませる。

 日本に関心を持ったきっかけは小学校低学年の時。ラトビア語で日本のテレビアニメが放送され、食い入るように画面を見つめた。家族からもらった日本に関する本を通じて文化や習慣にも興味を深め、2017年4月に初めて来日。2週間以上滞在し、超高層ビルと寺院が混在する風景に驚いた。

 これまで11回の来日で40以上の都道府県を訪れ、きれいに舗装された道路や、コンビニなどのおにぎりの包み紙、飲食店の接客態度に感動した。「一番の魅力は日本人の優しさ」とも語る。