南米原産のヒアリ(環境省提供)

 富山県は15日、伏木富山港(新湊地区、同県射水市)の国際物流ターミナルのコンテナヤードで、強毒を持つ南米原産のヒアリの働きアリが、千匹以上見つかったと発表した。人的被害は確認されていない。環境省によると、本州の日本海側でヒアリが確認されたのは初めて。同省などが付近の調査を続ける。

 県によると、同省が実施した全国港湾調査で11日、ヒアリと疑わしい個体千匹以上が発見され、その後専門家がヒアリと確認した。女王アリは見つかっていない。