参院選を巡り、X(旧ツイッター)で言及された投稿の内容を分析した結果、最も多かった政策関連の言葉は「減税」で「消費税」が続き、物価高対策への関心が高いことが15日、分かった。一部の党が主張し争点に浮上した、外国人との共生のあり方を巡るワードも頻出した。
共同通信が、NTTデータの交流サイト(SNS)分析サービス「なずきのおと」を使って集計した。
通常国会の閉幕翌日で事実上、選挙戦に突入した6月23日から公示後1週間の7月9日まで、参院選に言及した投稿は約747万件。このうち1日当たり約1万件を抽出し、頻出上位100番以内のワードを調べた。
物価高対策を巡っては、与党が現金給付を、野党は消費税減税などを訴えている。日別に見ると「給付金」や、暫定税率の廃止時期が議論となった「ガソリン」も上位に入っていた。
参院選では、外国人の人権保護や規制をテーマに掲げる政党もあり、Xでは税関連に次いで「日本人」「外国人」が上位だった。「外国人問題」や「帰化」といったワードが多く投稿された日もあった。