【ニューヨーク共同】15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比436・36ドル安の4万4023・29ドルで取引を終えた。朝方発表された米消費者物価指数(CPI)がインフレの根強さを示したことが警戒され、売り注文が膨らんだ。
米労働省が朝方発表した6月のCPIは、前年同月比で2・7%上昇し、市場予想を上回った。トランプ米政権の関税政策に伴う物価への影響が意識され、投資家が警戒感を強めた。米長期金利が上昇したことも、株式相場の重荷となった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は続伸し、37・47ポイント高の2万0677・80と、終値としての最高値を更新した。