イベントで対談するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(左)と米オープンAIのサム・アルトマンCEO=16日午前

 ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は16日、東京都内で法人向けの自社イベントに出席し「AIが自己増殖する仕組みを作る」と述べた。社内で人間に代わって複雑な業務をこなす「AIエージェント」を活用するために生成AIが多数のAIエージェントを開発できるようにする考えだ。

 孫氏は、社内のAIエージェントが日夜稼働して戦略の立案やプログラミング、交渉を担う構想を示した。グループ社員がAIについて学ぶために、年内に社内で約10億のAIエージェントをつくると訴えた。

 講演には米オープンAIのサム・アルトマンCEOもオンラインで出演し「生成AIで科学や経済の発展は加速する」と話した。