東京証券取引所

 16日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が方向感を欠く展開になった。前日の米ハイテク株高が支援材料となったが、20日の参院選投開票を前に政策動向の不透明感から積極的な買い注文を手控えるムードも強かった。

 午前終値は前日終値比35円62銭安の3万9642円40銭。東証株価指数(TOPIX)は8・26ポイント安の2817・05。

 前日の米国市場でハイテク株が上昇した流れが波及し、平均株価への影響が大きい半導体関連株に買いが入った。一方、報道各社の参院選情勢調査で、与党の非改選を含む過半数維持が微妙と伝わり、選挙結果を見極めたいとの思惑からリスク回避姿勢も出た。