札幌市のコンビニで2024年2月、店員の男女3人を殺傷したとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われ、札幌地裁で懲役30年の判決を言い渡された無職宮西浩隆被告(45)が控訴を取り下げたことが16日、地裁などへの取材で分かった。検察側も上訴権を放棄し、判決が確定した。
地裁によると、弁護人が9日付で控訴したが、被告本人が取り下げる趣旨の書面を提出し、15日付で受理された。
判決によると24年2月25日、同市北区のコンビニで、運営会社社員大橋恵介さん=当時(40)=の首や背中をナイフで複数回突き刺すなどして殺害したほか、パート従業員の男女2人も包丁やナイフで刺すなどし、重傷を負わせた。