大阪地裁で刑事事件記録を引き裂いたとして、公文書毀棄の罪に問われた大阪弁護士会所属の弁護士中道一政被告(44)に大阪地裁は16日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
伊藤寛樹裁判長は判決理由で「憤慨する感情のまま短絡的に毀棄に及び、訴訟記録に関する公の秩序を傷つけた」として違法性は軽視できないと指摘。裁判所書記官が公文書に虚偽の内容を記載するなど裁判所の対応が文書毀棄を誘発したとの被告の主張については、虚偽を記載したとは認められず、誘発したとは評価できないとした。
大阪地裁で刑事事件記録を引き裂いたとして、公文書毀棄の罪に問われた大阪弁護士会所属の弁護士中道一政被告(44)に大阪地裁は16日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
伊藤寛樹裁判長は判決理由で「憤慨する感情のまま短絡的に毀棄に及び、訴訟記録に関する公の秩序を傷つけた」として違法性は軽視できないと指摘。裁判所書記官が公文書に虚偽の内容を記載するなど裁判所の対応が文書毀棄を誘発したとの被告の主張については、虚偽を記載したとは認められず、誘発したとは評価できないとした。