10億個の星を映し出す投映機と8K映像プロジェクターを組み合わせ、吸い込まれるような星空とダイナミックな映像が楽しめるプラネタリウムが相模原市立博物館にお目見えし、16日にオープン式典が開かれた。10億個もの星と8K映像を同時体験できるプラネタリウムは世界初という。
施設の老朽化に伴い、約5億円をかけリニューアルした。新たに導入した発光ダイオード(LED)を光源とした光学式投映機は、最新の観測データを用い、地球から見られる10億超の星を再現。従来は模様で表現していた天の川を星の集まりとして描くことができる。4台の8Kプロジェクターを使った映像システムでは、天井の直径23メートルのドームに高精細な映像を映し、太陽系や銀河を宇宙旅行するような体験ができる。
式典で本村賢太郎市長は「相模原から宇宙の旅ができる」と魅力を強調。参加した市立橋本小6年の両井誠ノ佑さん(11)は「(映像が)前進や回転するところは迫力があった」と興奮気味だった。
17日から27日までは事前予約制となっている。