17日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=148円台前半で取引された。

 午前10時現在は前日比50銭円高ドル安の1ドル=148円38〜39銭。ユーロは52銭円高ユーロ安の1ユーロ=172円46〜52銭。

 トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を近く解任する可能性があると伝わり、米国の金融政策が混乱するとの懸念が広がった。トランプ氏は否定したものの、ドルを売って円を買う動きが優勢となった。

 市場では「参院選の投開票日を控え、躍進が伝えられる野党の減税策が財政を悪化させるとの懸念から円を売ってドルを買う投資家もいる」(外為ブローカー)との声があった。