17日午前の東京株式市場で、セブン&アイ・ホールディングスの株価が急落した。一時、前日終値から212円50銭(9・6%)安い1997円50銭を付けた。カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールがセブンに対する買収提案を撤回したことを受け、売りが広がった。
クシュタールは昨年、セブン株1株当たり約18ドル(約2700円)の買収価格を提示していた。市場では「高値での買収実現を期待していた投資家が投げ売りしている」(中堅証券)との声があった。
東京証券取引所は17日朝、買収撤回に関する報道の真偽を確認するためとして、セブン株の取引を一時停止した。