【ブリュッセル共同】戦争犯罪などを裁く国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)で17日、今年1月1日からウクライナが加盟国となったことを記念する式典が開かれた。赤根智子所長は「国際社会が懸念する最も深刻な犯罪を許さないという国の集まりに、ウクライナが加わった」と加盟を歓迎した。
ICCにはウクライナを含めて125の国や地域が加盟する一方、ロシアや米国、中国、北朝鮮、イスラエルなどは入っていない。
ICCは2023年3月、ロシアのプーチン大統領に対し逮捕状を発付。ウクライナの検事総長を務めていたコスチン駐オランダ大使は「暴力ではなく、法が社会を統治するという信念を諦めない」と話した。