ウクライナの最高会議(議会)に出席したユリヤ・スビリデンコ首相(手前)=17日、キーウ(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナで17日、新内閣が発足した。第1副首相から昇格したユリヤ・スビリデンコ首相は39歳で、副首相から第1副首相に起用されたフェドロフ氏は34歳。外相ら主要閣僚を留任させつつ、若手の登用で刷新感を演出した布陣となった。

 ゼレンスキー大統領が首相に指名したスビリデンコ氏は、難航した米国との鉱物資源を巡る協定交渉をまとめた手腕を買われた。次期駐米大使には、同様に交渉に尽力したステファニシナ副首相(39)が指名され、対米関係強化を図る。

 スビリデンコ氏は就任後、新内閣の優先課題に軍への安定した物資供給や国産兵器の量産を挙げた。