中央自動車道下り線の恵那山トンネルを逆走し、事故を起こした車(左)=6月11日、中津川市神坂(県警提供)

 岐阜県中津川市の中央自動車道下り線の恵那山トンネルで6月、逆走車が軽乗用車と正面衝突した事故で、岐阜県警は18日、逆走車を運転していた長野県阿南町の無職男性(99)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検した。

 事故は6月11日に発生した。男性は園原インターチェンジ(長野県阿智村)から進入し、恵那山トンネルを抜けてすぐのチェーン着脱場でUターン。トンネル内へと約3・7キロ逆走し、名古屋市の男性会社員(41)の車と正面衝突した。男性会社員は重傷を負った。岐阜県警は、逆走をした男性から任意で事情を聞いていた。