国土交通省九州運輸局は18日、熊本市交通局が昨年1月以降、路面電車の事故や運行トラブルを相次いで起こしたとして、改善を指示した。昨年9月に続き2度目。1度目の指示後、男女15人が重軽傷を負う事故があり、運転士の教育徹底など再発防止策を8月18日までに報告するよう求めた。
熊本市の井芹和哉交通事業管理者は取材に対し「ソフト、ハード面で安全対策を講じたが、不十分だったと真摯に受け止めている。改めて抜本的な改革に取り組みたい」と話した。
市交通局によると、事故や運行トラブルは昨年1月〜今年6月1日までで計18件発生した。