電気事業連合会の林欣吾会長(中部電力社長)は18日の定例記者会見で、将来増大する見通しの電力需要に対応するため「原発の再稼働と長期運転を目指すことに加え、新設や建て替えを考えていかなければならない」と述べた。再生可能エネルギーを最大限導入し、脱炭素化を前提に火力発電を維持するため建て替えを進める必要性も訴えた。
全国の電力会社が加盟する電力広域的運営推進機関は6月、2040年と50年時点の電力需要と供給のシナリオを公表。データセンターの新設などで需要が大きく伸びた場合、原発や火力の建て替えが進んでも、供給力が不足する恐れがあるとの予測を示した。