【ニューヨーク共同】米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスのゴンカルベス最高経営責任者(CEO)は21日、日本製鉄による同業のUSスチール買収について「鉄鋼を巡る米国市場の強さと魅力を物語っている」と好意的に語った。これまでは日鉄の買収計画に反対していたが、前向きな評価に転じた格好だ。
同日開いた2025年4〜6月期の決算説明会で話した。「米国は鉄鋼にとって最も魅力的な市場だ」と国内の市場環境について説明し、日鉄によるUSスチールへの投資についても歓迎する姿勢を示した。
日鉄によるUSスチール買収は、今年1月に当時のバイデン大統領が買収を禁じる命令を出すなど、曲折を経て6月18日に完了した。