23日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反発した。日米が関税交渉で合意したとトランプ米大統領が表明したことが好感され、幅広い銘柄が買われた。中でも関税の影響が不安視されていた輸出関連銘柄が上昇し、前日終値からの上げ幅は一時1000円を超え、節目の4万円を回復した。
午前10時現在は前日終値比1022円08銭高の4万0797円00銭。東証株価指数(TOPIX)は73・13ポイント高の2909・32。
トランプ米大統領が日本との関税交渉に合意し、25%と宣言していた日本に対する「相互関税」を15%に引き下げると表明、米関税政策を巡る先行き不透明感が後退し、買い安心感が広がった。
中でも関税による業績への悪影響が懸念された自動車や機械、電機などの輸出銘柄が大きく値上がりし、相場全体を押し上げた。