この夏も「青春18きっぷ」の季節になりました。この夏の利用期間は、7月19日から9月9日まで。昨年冬の大幅なルール改定で使い方が大きく変わった「青春18きっぷ」。長い休みがとりやすい夏に、具体例を挙げながら使い方を考えてみます。
青春18きっぷの現行のルールについては、昨年秋の記事で解説しています。
◎激変!青春18きっぷ 連続する3、5日間の有効期間に【みのひだ乗り物探訪第51回】
(2024/11/13公開)
主な変更点は▽連続する3日間または5日間の利用▽購入時に利用開始日を指定▽自動改札機に対応―です。
岐阜発の行程案も紹介しています。
◎青春18きっぷ、机上で新たな楽しみを2案探る【みのひだ乗り物探訪第53回】
(2024/11/27公開)
■LRTよくばりコース?

岐阜県が導入の検討を始めたLRT(次世代型路面電車システム)。岐阜県民や鉄道愛好家の間で波紋がひろがっています。
現在、国内でLRTと呼べる電車は富山市と宇都宮市周辺を走っています。この二つを、「青春18きっぷ」でたどってみましょう。3日間で合計1400キロを超える妄想旅。不可能ではありません。

まずは富山へ。岐阜駅から富山駅に向かいますが、北陸新幹線の開業で北陸線は敦賀から先が第三セクター化されました。
「青春18きっぷ」はJR線のきっぷ。飛び地状態となった北陸のJR線への対応のための特例はありますが、乗り通すことはできません。ではどうするか。高山線を延々と...