北海道警江差署は23日、上ノ国町の住宅で窓ガラスと網戸が破壊される被害があり、付近でヒグマとみられる痕跡が見つかったと明らかにした。人的被害はなかった。同町は12日に新聞配達員がヒグマに襲われて死亡した福島町に隣接している。署は24時間態勢での見回りなど警戒を強化する。
署によると、上ノ国町木ノ子付近の住宅で22日午前1時10分ごろ、住民が犬のほえる声と物音を聞いた。朝に確認すると台所の網戸が破られ、内側の窓ガラスも割られていたという。
100mほど離れた別の住宅では、22、23両日、庭で育てていたメロンやスイカが食い荒らされ、付近ではヒグマのものと見られるふんが見つかった。