明知鉄道(恵那市)は24日、運転保安課長の男性運転士(64)が始業前のアルコール検査で他人の検査記録を使って虚偽報告し、列車を運転していたと発表した。始業前の検査では微量のアルコールが検知されており、同社は23日付で男性運転士を懲戒解雇した。

 同社によると、アルコール検査は始業前、点呼管理者の前で2回行うよう規定されている。男性運転士は6月12日の検査で2回続けて微量のアルコールが検知され、本来なら運転業務ができなかったが、点呼管理者の...