【ワシントン共同】ベセント米財務長官は24日、FOXのテレビ番組に出演し、28、29日にスウェーデンのストックホルムで実施する中国との貿易交渉で「中国が制裁対象のイラン産原油やロシア産原油を購入している事実を議論の俎上に載せる」と述べた。
貿易を巡る状況は良好だとして「より大きな問題に移ることができる」と語り、関税以外の幅広いテーマを協議の対象とする考えを示した。
ベセント氏は中国が購入を3〜6カ月やめれば「ロシアの軍事力は停止し、イランとの交渉もより容易になる」と説明した。中国が要求に応じるかどうかは分からない。ロシアは原油の輸出でウクライナ侵攻の資金を稼いでいる。