25日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台前半で取引された。

 午前10時現在は前日比80銭円安ドル高の1ドル=147円21〜22銭。ユーロは82銭円安ユーロ高の1ユーロ=173円02〜07銭。

 米国で24日発表された新規失業保険申請件数が低水準だったことを受けて米長期金利が上昇。日米金利差の拡大が意識され、円を売ってドルを買う動きにつながった。

 トランプ米大統領は米FRBの金融政策への圧力を強める一方で、議長の解任には否定的な見解を示したと伝わった。市場では「中央銀行の独立性への懸念が和らぎ、ドル買いを後押しした」(外為ブローカー)との声があった。