【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は26日、朝鮮戦争(1950〜53年)の休戦協定締結から27日で72年となるのを前に、中国人民義勇軍の参戦をたたえる友誼塔を訪れて「戦闘での功績は永遠に忘れない」と述べた。北朝鮮メディアが27日報じた。
塔は平壌市内にあり、崔善姫外相らが同行した。昨年の訪問時には言及があった中朝の「血盟」や友好関係には触れなかった。北朝鮮は休戦協定が締結された27日を米軍の侵攻を退けた戦勝記念日と位置付けている。
金氏は26日に党幹部らと「祖国解放戦争参戦烈士の墓」や朝鮮戦争関連の展示施設「祖国解放戦争勝利記念館」を訪れたほか、23日の砲撃訓練に参加した軍の指揮官らと記念写真を撮った。
平壌市内では26日に若者らの舞踏会が開かれ、花火が打ち上げられた。