ハードディスクドライブ(HDD)の小型化や大容量化に貢献した東北工業大名誉理事長で、東北大特別栄誉教授の岩崎俊一(いわさき・しゅんいち)さんが25日未明、肺炎のため仙台市の病院で死去した。98歳。福島県出身。葬儀・告別式は30日午前11時から仙台市青葉区木町通2の2の13、仙台迎賓館斎苑で。喪主は長男俊樹(としき)さん。
1949年に東北大を卒業し、東京通信工業(現ソニー)に入社。東北大に戻り研究を重ね、データを磁気媒体に記録する「垂直磁気記録方式」を開発した。以前の水平方式に比べて記録容量が飛躍的に向上し、HDDの小型化を実現。2013年、文化勲章を受章した。