皇后さまが収穫された繭からできた生糸=14日(宮内庁提供)

 皇后さまは28日、皇居内の紅葉山御養蚕所で、今年の養蚕作業の締めくくりとなる「御養蚕納の儀」に臨まれた。宮内庁によると、日本純産種の蚕「小石丸」などの繭からできた生糸の束を神前に供え、拝礼した。

 皇后さまは5月から今年の作業を始め、蚕に餌の桑の葉を与える「給桑」や繭の収穫をした。天皇陛下や長女愛子さまも参加することがあった。

 皇居での養蚕は、明治時代から歴代皇后が受け継いできた。