全国でも早いとされる高知県産の早期米の出荷が始まり、高知市で28日、新米の出発式と試食会が開かれた。高知では温暖な気候を生かし早期米の生産が盛んで、県外では関東や中部、関西方面に出荷される。
出発式では、早期米「南国そだち」24トンがトラック2台に積まれ出荷。高知県農業協同組合(JA高知県)の島田信行組合長は「安全、安心でおいしい県産米を届ける。消費者、生産者ともに理解し合える価格の実現を目指す」と話した。試食会では「もちもちで風味が良い」と好評だった。
JA高知県によると、早期米は7〜8月に収穫の最盛期を迎え、県内に約5200トン、県外に約1600トンの出荷を見込んでいる。