九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の上空で26日夜、目撃されたドローンとみられる三つの光る物体が、少なくとも2時間ほど周辺を飛行した可能性があることが28日、分かった。ただ、九電が原発周辺で管理する防犯カメラには映像は写っていなかった。県警は物体の特定を急いでいる。
九電の担当者が28日午前に玄海町役場を訪れ、当時の状況を説明した。町防災安全課によると、光る物体は26日午後9時ごろ、原発正門にいた警備員4人が発見した。同35分ごろ、原発に常駐する県警原発特別警備部隊の警察官も確認。午後10時53分ごろに原発南側にあるダム付近で確認されたのを最後に、見えなくなったという。