次期学習指導要領に向けた改定作業を行う中教審特別部会が28日開かれ、文部科学省は高校が各校の事情に合わせ、柔軟な教育課程の編成を可能とする案を示した。必修科目と、関連する選択科目を組み合わせて指導できるようにして必要な単位数を減らし、その分、学校が独自に設定する科目に組み替えられるようにすることなどを想定している。
文科省によると、高校卒業には74単位の取得が必要。ただ、必修科目の単位数が多く個々の進路に応じた指導が難しいとの声や、学校が独自に設定できる科目の単位数が少なく、地域の特色を生かしたカリキュラムを展開できないといった指摘が出ていた。