日本オリンピック委員会(JOC)は28日、8月に広島市と長崎市で行われる「原爆の日」の平和式典に、橋本聖子会長らが参列すると発表した。戦後80年の節目で、スポーツを通じた平和貢献という五輪の理念を改めて示す考えだという。
JOCが公式に平和式典に参加するのは過去に例がないとみられる。橋本氏、太田雄貴専務理事は8月6日の広島市、9日の長崎市の両方に参加。広島市には被爆2世の渡辺守成副会長、井上康生常務理事らも出席する。
国際オリンピック委員会(IOC)では、2021年の東京五輪開幕前に当時のバッハ会長が広島市の平和記念公園を訪れて献花した。