水戸市の路上で男女6人が刃物で切り付けられるなどして負傷した事件で、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された男が襲った場所は2カ所だったことが29日、茨城県警への取材で分かった。男が移動して、無差別に切り付けた可能性があるとみて、詳しく調べる。
県警によると、いずれも自称、近くに住む職業不詳塩原弘和容疑者(48)はスーパー裏の路上で通行人らを襲撃。その後、スーパーが面する国道50号の歩道でも切り付け、警察官に取り押さえられた。県警は現場で4本の刃物を押収しており、容疑者がどのように移動したかや動機などについても捜査する。
事件は28日午後6時ごろ水戸市南町2丁目の繁華街で発生。20〜70代の6人のうち、東京都東大和市の男性(70)と水戸市の男性会社員(65)が重傷を負った。