太平洋側など広い範囲に津波警報と津波注意報が出された30日午前、坂井学防災担当相は公務出張中で、鹿児島県三島村の硫黄島にフェリーで向かっていた。内閣府によると、防災相が東京を離れる場合は副大臣や政務官が対応することになっているという。

 坂井氏は29日夜に鹿児島市に到着。硫黄島で畜産業などを視察するため、30日朝にフェリーで出港した。

 31日には鹿児島市にある同県十島村役場を訪問。トカラ列島・悪石島で地震が相次ぐ十島村の久保源一郎村長や、塩田康一県知事、三島村の大山辰夫村長らと国境離島政策や防災をテーマに意見交換する。