ウクライナ東部ドネツク州のチャシフヤール近くで、ロシア軍側に向けて砲撃するウクライナ兵士=昨年11月(ウクライナ軍提供、ロイター=共同)

 【モスクワ共同】ロシア国防省は31日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝チャシフヤールを制圧したと発表した。ロシア国防省が昨年7月に一部を制圧したと発表していたが完全制圧には至らず、ロシア軍とウクライナ軍が1年以上にわたり激しい攻防を続けていた。

 ウクライナ空軍などによると、ロシア軍は30日夜から31日未明にかけて、300機以上の無人機と8発のミサイルで攻撃。ジェットエンジンを搭載した新型無人機が投入されたとみられる。首都キーウの集合住宅にはミサイルが着弾した。

 キーウ市当局によると、6歳の男児を含む6人が死亡、80人以上が負傷した。100以上の建物に被害が出た。