4日、フィリピン西方沖の南シナ海で、インド軍艦に敬礼するフィリピン軍兵士ら(共同)

 【南シナ海洋上・共同】フィリピン軍は3、4の両日、インド海軍とは初となる2国間演習「海上協同活動」を、フィリピン西方沖の南シナ海で行った。この海域への一方的な進出を図る中国をけん制する狙い。最新鋭ミサイルフリゲート艦「ミゲル・マルバー」などに共同通信を含む報道陣を搭乗させ、演習を公開した。

 フィリピン軍はこれまでも、日本の海上自衛隊や米軍などとの海上協同活動を繰り返している。

 3日の演習時には参加予定のない2隻が遠方に現れ、フィリピン軍は中国の軍艦だと確認した。

 フィリピン軍によると、インド側からは補給艦「シャクティ」や駆逐艦「デリー」などが参加した。