警視庁警察学校の入校式に臨む大卒の初任科生=5日午前、東京都府中市

 警視庁警察学校(東京都府中市)で5日、大卒の初任科生257人の入校式が開かれ、鎌田徹郎副総監が「能力と人間性を育み、一人前の立派な警察官になるよう祈る」と訓示した。式後、ミュージカル俳優から転職した鈴木飛翔巡査(28)は取材に「語学が得意。通訳として活躍したい」と抱負を語った。

 警視庁によると、257人は22〜31歳の男性で、うち17人が会社員などからの転職。「教場」と呼ばれるクラスに分かれて半年間、寮生活で法律や逮捕術などを学んだ後、警察署に配属される。

 吉田知成学校長は「同期と励まし支え合いながら、困難を乗り越えてほしい」と祝辞を述べた。