「仙台七夕まつり」が始まり、飾られた東日本大震災の復興を願う折り鶴を集めた七夕飾り=6日午前、仙台市

 東北三大祭りの一つで、華やかな吹き流しが街を彩る東北の夏の風物詩「仙台七夕まつり」が6日、仙台市で開幕した。8日まで。小雨の中、見物客は色とりどりのささ飾りを見上げ、手を伸ばしたり写真を撮ったりして楽しんだ。

 メイン会場となった市中心部のアーケード街には、約1・7キロにわたって大型の吹き流しが所狭しと並んだ。大きいものは4メートルを超え、繊細な和紙が重なり合って風にそよぐ姿が楽しめる。

 同市青葉区一番町3丁目の百貨店前には、東日本大震災からの復興を願い、7万8千羽の折り鶴を集めた七夕飾りが掲げられた。2011年から始まった取り組みで、市内の児童生徒らが作った。