賃上げ率と引き上げ額の推移

 経団連が6日発表した2025年春闘の最終集計によると、定期昇給やベースアップ(ベア)を含む大手企業の月給の賃上げ率は平均5・39%となった。5%台は2年連続。人手不足や物価高を背景に賃上げを積極的に進めていることが裏付けられた。

 平均引き上げ額は1万9195円で、現行の集計方法を採用した1976年以降で2番目に高かった。

 製造業は賃上げ率が5・42%、引き上げ額は1万9063円。非製造業は5・34%で1万9487円だった。

 調査は従業員500人以上の大企業(23業種247社)が対象で、集計可能な19業種139社の結果をまとめた。