富士フイルムホールディングス(HD)の後藤禎一社長は6日の決算説明会で、次世代半導体の国産化を目指すラピダスへの出資について「前向きに考えたい」と語った。具体的な出資額には言及しなかった。富士フイルムHDは半導体材料事業を手がけており、ラピダス側から出資要請を受けたことが判明している。
ラピダスは7月、工場を置く北海道千歳市で半導体の試作品が正常に動作することを確認したと発表。後藤氏は当時の関連イベントに参加しており「大変順調に進捗していると感じた。非常にポジティブなイメージを持った」と語った。
「国内に最先端半導体の工場ができると材料メーカーは近場で試行錯誤ができる」と説明。