北京の日本大使館で開かれた、日本酒の魅力を発信するイベントの開幕式=7日

 【北京共同】中国北京市の日本大使館で7日、日本酒の魅力を発信する体験イベントの開幕式が開かれた。イベントは日本の若手醸造家らが中心となり、14道県から約20の蔵元が出展。北京市内で8〜10日の日程で実施される。

 開幕式に出席した石川県能登町の鶴野酒造店の14代目蔵元、鶴野晋太郎さん(36)は昨年の能登半島地震で蔵が全壊するなどし、再建を目指す中でイベントに加わったという。「中国のイベント参加者がどういうお酒の味わいが好きなのか。リアルな声を聞き、日本に持ち帰りたい」と意気込みを語った。

 イベントは日本の酒を世界に広める「SAKEJUMP」の一環。