13日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比46銭円高ドル安の1ドル=147円80〜81銭。ユーロは34銭円安ユーロ高の1ユーロ=172円62〜66銭。

 前日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)で前年同月比上昇率が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げに踏み切るとの観測が拡大した。日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが進んだ。

 12日の東京株式市場で日経平均株価終値は最高値を更新。市場関係者からは「投資家がリスクを取る姿勢が強まれば、円を売る動きも出そうだ」との見方もあった。