九州で10〜11日に降った大雨の影響で、福岡県宗像市の離島、大島(人口約540人)にある宗像大社中津宮の欄干が崩れる被害があったことが13日、分かった。中津宮は世界文化遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を構成する一つ。熊本県警は13日、熊本市南区の川で男性1人の遺体が見つかったと明らかにした。大雨との関連を調べている。

 中津宮のそばを流れる川の流量が増えて土が流出。地面が半月状にえぐられ、欄干が約10メートルにわたって崩れた。

 大雨では、熊本県で2人の死亡が確認されたほか、熊本市では2人が行方不明との情報がある。福岡県では、福津市の川に男女2人が流されたとの通報がある。